システム関連のお困りごとはコアースにお任せください

【EXCEL】複数のピボットテーブルやグラフを1つのスライサーで連動させる方法

ピボットテーブルやピボットグラフにスライサーを使ってフィルターをかけることがあります。テーブルやグラフが複数あり、同じ条件でフィルターをかけたい時はどうしたらいいでしょうか。「レポートを接続」して1つのスライサーで連動させることができます。その方法をかんたん解説します。

スライサーの基本的な使い方は、以下の関連記事の「その他の使い方」のセクションでご紹介しています。


ピボットテーブルと連動する”ピボットグラフ”の作り方については,以下の関連記事で解説しています。

エクセルにはさまざまなバージョンがあり,それにより機能や操作,画面表示が異なることがあります。この記事の内容は,執筆時点での参考情報としてご紹介しており,変更されたり新機能が加わったりすることがあります。詳しい情報は,Microsoft公式サイトからご確認ください。

目次

やりたいこと

画像のように、複数のピボットテーブルやピボットグラフを1つのスライサーで連動させます。

ピボットグラフはピボットテーブルに連動しています。そのため、スライサーを使って任意の項目を選択すると、テーブルとグラフの両方にフィルターされた結果が反映されます。

スライサーの挿入

元データとして、上の画像のようなテーブルを使います。

2種類のピボットテーブル+ピボットグラフを準備しました。

①は行に「担当」を、列に「日付」を配置し、値に「売上実績」を入れています。
②は行に「日付」を、列に「店名」を配置し、値に「契約数」を入れています。

まず、①のピボットテーブルをアクティブにして、「ピボットテーブル分析」タブ>スライサーの挿入 をクリックします。

「スライサーの挿入」ダイアログで「店名」にチェックを入れて「OK」します。

表示されたスライサーで「東京」をクリックしています。①(ピボットテーブル1)のテーブルとグラフに、スライサーによってフィルターがかかりました。「東京」所属の「佐藤」「松尾」「渡辺」のデータに絞られていますね。

次に②のピボットテーブルをアクティブにして、「ピボットテーブル分析」タブ>スライサーの挿入 をクリックします。

同じように、「スライサーの挿入」ダイアログで「店名」にチェックを入れて「OK」します。

同じ形ですが、②(ピボットテーブル2)のスライサーが表示されました。「東京」が選択されているので、ピボットグラフ2が「東京」のデータだけになっていますね。

この場合、2つのスライサーはそれぞれ独立してピボットテーブル1とピボットテーブル2にフィルターをかけています。

しかし、同じ「店名」でフィルターをかけるなら、1つのスライサーにまとめたいものです。複数のピボットテーブルやグラフを1つのスライサーで連動させたいですよね。

複数のピボットテーブルを1つのスライサーで連動させる

複数のピボットテーブルがあり、同じ項目でフィルターをかけたい場合、1つのスライサーで連動させることができます。

「レポートの接続」機能

ピボットテーブル2のスライサーは、選択してDeleteで消しておきます。ピボットテーブル1のスライサー上で右クリックして、表示されるメニューから「レポートの接続」をクリックします。

「レポートの接続」ダイアログ(赤囲み部分)が表示されます。接続できるレポートが表示されています。すでにピボットテーブル1にはチェックが入っており、スライサーに接続されています。

連動したい場合は、ピボットテーブル2にもチェックを入れて「OK」するだけです。

これで接続が完了しました。スライサーで「大阪」が選択されています。ピボットテーブル2のテーブルとグラフにも「大阪」のデータが反映されました。

1つのスライサーで複数のピボットテーブルを連動できたということです。確認してみましょう。

今度は「東京」を選択しています。ピボットテーブル1にもピボットテーブル2にも「東京」のデータがリアルタイムで反映されていますね。確かに1つのスライサーで連動できました。

ダッシュボードも作成できる

簡易的ですが、上のようなダッシュボートも作成できます。ピボットグラフだけを別シートに集めて、スライサーを設置しました。スライサーの「レポートの接続」機能を使って、連動させるピボットグラフを選んでおくだけで、データ分析ができます。

すべてのレポート接続してしまうと、意味のないグラフになってしまうところが出てきます。例えば、「店名」スライサーに円グラフを接続するとどうなるでしょうか。選択された店名だけのただの円になってしまいます。スライサーにどのレポートを接続するかは、よく考えて決めたいですね。

テーブルでは連動できない

テーブルでもスライサーを設定することはできますが、連動させることができません。

複数のテーブルがあるシートで確認してみます。「テーブルデザイン」タブ>「スライサーの挿入」をクリックします。

画像のように、スライサー自体は設定できます。しかし、右クリックで「レポートの接続」の部分を見ると、グレーアウトされていて選択できません。

このように、テーブルでは連動ができません。ピボットテーブルだから連動できるということです。

まとめ

いかがでしたか。今回は、1つのスライサーで複数のピボットテーブルやグラフを連動させる方法でした。

ポイントは、「レポートの接続」機能を使うことでした。データ分析に便利ですし、うまく使えば、分かりやすい資料やプレゼンができそうですね。

では、次回もお楽しみに!

プロフィール

コアースのWebデレクターです。WordPressを用いたホームページ制作やエクセル活用術,パソコンサポート関連の記事を,初心者目線で分かりやすく解説していきます。

目次