Microsoft Azureの仮想マシンをWebサーバとして利用する場合、ローカルPCからHTTP接続できるように設定する必要があります。設定する機会がありましたので備忘録としてまとめておきます。
前提条件
Microsoft Azureに仮想マシン(CentOS)は、作成済とします。仮想マシンの作成方法については、以下の記事にまとめています。
- 仮想マシンのOS:CentOS 7
Apacheのインストール
Apacheがインストールされていない場合は、まずインストールから始めましょう。
ターミナルエミュレータ(TeraTermなど)で仮想マシンにSSH接続します。root権限で操作する方法については、以下の記事にまとめています。
次に、以下のコマンドでApacheをインストールします。
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# yum -y install httpd |
サーバ起動時にApacheも自動起動するように設定しておきたいと思います。この点は以下の記事にまとめています。
仮想マシンの受信ポート設定
続いて、AzureポータルのGUIで仮想マシンがHTTP接続できるように設定します。まず、Azureポータルにログインします。
次に、Azureサービスの「Vitual Machines」からHTTP接続したい仮想マシンを選択します。
仮想マシンの「ネットワーク」を選択し、「受信ポートの規則を追加する」ボタンをクリックします。
以下のウィンドウが表示されます。必要な情報を入力して、最後に「追加」ボタンをクリックします。
- サービス・・・「HTTP」を選択します。
- アクション・・・「許可」を選択します。
- 優先度・・・数字が小さいほど優先順位は高くなります。100、200、300など間隔をあけて設定することをマイクロソフトは推奨しています。今回作りたい規則は、HTTP、HTTPS、SSH、FTPくらいなので、ひとまず「1000」に設定しておきました。
- 名前・・・あとで分かりやす名前を付けておくと良いと思います。
設定はここまでです。
接続確認
ローカルPCのブラウザのアドレスバーに以下のURLを入力して接続確認をしてみましょう。
http://[仮想マシンのIPアドレス]/
あるいは、
http://[DNS名]/
DNS名は、Azureポータルの「Virtual Machine」-対象の仮想マシン-「概要」を選択するとDNS名を確認することができます。
これで以下のようなApacheの初期画面が表示されたらOKです。
今回はここまでです。