F1からF12まであるファンクションキーですが、実務でよく使う便利な機能に厳選して4つだけご紹介します。これだけ覚えておけば、かなりの時短になります。知ってるだけで得する便利なショートカットキーです。
ファンクションキー編【4選】
- F2
- F4
- F5
- F11
この4つを覚えておくだけで、かなりの時短になりますよ。
Microsoft公式の「Excelのキーボードショートカット」ページには、200種類以上あるショートカットとその説明が載せられています。興味のある方はリンクからご覧ください。
F2
セルをアクティブにする
特定のセル上で押せば、セル内の末尾にカーソルが出ます。アクティブセルとなり、そこからすぐに入力(編集)できます。
F4
数式や関数が入ったセルで絶対参照と相対参照の切替をする
F4キー単独では、直前の操作を繰り返す機能があるのですが、以下の手順でF4を活用すると、数式や関数が入ったセルで指定範囲の絶対参照と相対参照を切り替えられます。
- F2でセルをアクティブにする
- 切り替えたい部分へカーソルを移動
- F4キーを押す
画像のように、B16にはSUM関数が使用されていてB4~B15までの範囲を集計しています。手順通り、B16上で①F2キーでセルをアクティブにします。その後、②カーソルを指定範囲B4のところまで移動させて、③F4キーを押してみます。
この操作だけで、B4が絶対参照($B$4)に切り替わります。さらに便利なのが、F4キーを押すたびに、絶対参照 → 行固定の相対参照(B$4)→ 列固定の相対参照($B4)→ 通常のセル参照(B4)という具合に切り替わっていきます。いちいち一つずつ$を入力しなくてもできるので大変便利ですよね。
絶対参照の便利な使い方については、以下の関連記事で解説しています。
エクセルでコピペなどをすると計算式の中で参照されていたセルがずれてしまうことがあります。それを回避する方法が幾つかありますが、今回は絶対参照についてご説明します。 エクセルにはさまざまなバージョンがあり,それにより機能[…]
F5
ジャンプ機能
F5キーを押すだけで、ジャンプのダイアログが表示されます。ダイアログの参照先にジャンプしたいセル(画像ではA700)を入れてOKすれば、指定したセルまでジャンプします。大量データが入力されたブックの場合、重宝する機能ですね。
Shift + F5
ShiftキーとF5キーを一緒に使うと、検索と置換のダイアログが開きます。以下の記事でも解説しましたが、特定の文字列を検索し別の文字列に置き換えることができます。
COUNT関連の関数を使い作業していると、空白セルがカウントされてしまうことがあります。原因は何でしょうか。よくある失敗例から原因と対処方法を解説します。COUNT関数の特徴をつかむとすぐに理解できます。 エクセルには[…]
F11
選択したデータのグラフを別シートに作成する
上の画像のように、特定の範囲を選択した状態でF11キーを押します。
これだけで、別シート「グラフ1」に簡易グラフが作成されます。
Alt + F1
グラフ作成つながりでご紹介したいのが、Alt + F1 のショートカットキーです。
このショートカットなら、選択したデータのグラフを同じブック内に作成してくれます。しかも、デフォルトのグラフスタイルを選択することも可能です。単独のF11キーでグラフを作成する場合も同様で、スタイルを選べます。かんたんに視覚的なグラフを作成したい場合は助かりますね。
まとめ
いかがでしたか。今回は時短できる便利なショートカットキーの「ファンクションキー編」でした。特に実務ですぐに使える4つのファンクションキーについて、組み合わせて使えるショートカットと一緒に解説しました。
次回は、「Ctrlキー編」です。次回もお楽しみに!