メーラーとしてThunderbirdを使っているのですが、仕事用に新たにセットアップしたPCにはOutlook2016を入れてみました。いずれもIMAPでメールを取得しています。
さて、Outlook2016のセットアップで気づいたのですが、よく似たような感じのフォルダが幾つかあります。たとえば、「Sent」と「Sent Messages」などです。そのようなよく似た感じのフォルダにはそれぞれどのような意味があるのでしょうか。
目次
どのようなフォルダあるか
わたしのOutlookを見てみると下図のようなフォルダがあります。
さて、これらのフォルダにはそれぞれどのようなメールが格納されているのでしょうか。
「送信済みアイテム」と「Sent」と「Sent Messages」と「送信トレイ」の違い
この4つのフォルダには送信したメールが格納されているというイメージですが、それぞれどんな意味があるのでしょうか。
「送信済みアイテム」とは
このフォルダには、Outlook2016から送信したメールが格納されています。ですから、他のメーラーから送信したメールは表示されません。また、webメールをお使いの場合、webメールから送信したメールもここには表示されないようです。
わたしの場合、これまでThunderbirdを使っていましたので、最初はこのフォルダは空でした。
「Sent」とは
Outlook2016以外のメーラーから送信されたメールが格納されています。わたしの場合、過去にThunderbirdから送信したメールはこのフォルダに格納されています。また、webメールをお使いの場合、webメールから送信したメールもここに表示されるようです。
「Sent Messages」とは
実は、このフォルダの意味がはっきりしないのですが、わたしの場合、スマホ(iPhone)から送信したメールが格納されています。スマホでもIMAPで同じメールボックスを見ることができるように設定しています。そして、iPhone標準のメーラーから送信したメールをこのフォルダで確認することができています。
「送信トレイ」とは
このフォルダには、送信待ち状態のメールが保存されています。恐らく、たいていの場合は、送信ボタンをクリックした直後のほんの一瞬(1秒もないかも)だけこのフォルダに格納されます。もちろん、インターネットにつながっていないオフラインの状態で送信ボタンを押したら、そもそも送信できませんのでこのフォルダに格納されることでしょう。
「削除済みアイテム」と「Trash」の違い
「削除済みアイテム」とは
このフォルダには、Outlook2016で削除したメールが格納されています。パソコンのごみ箱などと同じでまだ完全に削除されているわけではありません。ここから、他のフォルダにメールを移して復活させることもできます。削除済みアイテムのメールを削除してしまいますとそのメールの復元は難しいでしょう。
「Trash」とは
このフォルダには、Outlook2016以外で削除したメールが格納されています。わたしの場合、Thunderbirdで削除したメールは、このフォルダで閲覧することができます。webメールで削除したメールについてもこのフォルダに入るようです。
メールソフトの似たような名前のフォルダにもそれぞれきちんと意味があるようです。たかがメールソフトと思っていましたが、まだまだ知らないことがありました。
では、今回はここまでです。