無料メーラーのThuderbirdを使っていると極端に処理が遅くなり、メールの作成もままならなくなることがあります。
そんなとき、処理速度を改善するための設定をご紹介します。
global-messages-db.sqliteを削除する
このファイルは、Thunderbirdでメールの検索機能を使うときに、高速で検索するために使用するものです。このファイルは放っておくとかなりサイズが大きくなります。わたしの場合、気がついた時は3ギガを超えていました。。。
このファイルを削除しても自動的にファイルを再作成してくれますが、しばらくは今まで以上に検索をするのに時間がかかってしまいます。それでも良い場合は、以下の手順でファイルを削除してしまいましょう。
まずエクスプローラーで以下のフォルダを表示させます。○○○○○は、Windowsにログインするときのアカウント名になります。*****は、ご利用の環境によって異なるようです。
C:\Users\○○○○○\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\*****.default
このフォルダに、global-messages-db.sqliteというファイルがありますので削除します。これだけでかなり改善されることがあります。
グローバル検索と索引データベースを無効にする
グローバル検索と索引データベースを無効すると、上述のglobal-messages-db.sqliteが再作成されなくなります。そのため、メールの検索機能を頻繁に使用される方は、この項目は有効のままにしておいたほうが良いでしょう。
検索機能が遅くなってでも、普段サクサク動くようにしたいという場合は、以下の通り設定することができます。
メニューから「ツール」->「オプション」を選択すると下記の画面が表示されます。
ここで、「詳細」->「一般」タブを選択すると「グローバル検索と検索データベースを有効にする」という項目があります。この項目のチェックを外します。
添付をメッセージ本文に表示しない
Thunderbirdでは、メールを表示するときに添付ファイルの内容もメッセージ本文内で表示させる機能があります。たとえば、画像ファイルが添付されているような場合、メール本文の下に画像が表示されるという感じです。この機能が有効になっていると添付ファイルがあるメールを表示させるのに非常に時間がかかることがあります。
都度添付ファイルを開くのは面倒なため、この機能はとても便利です。そのため、処理速度を優先するか、便利さを優先するか悩ましいところですね。処理速度を優先したいという方は下記の通り設定することができます。
メニューバーから「表示」->「添付をメッセージ本文に表示」のチェックを外します。
IMAPでの同期設定を外す
この設定にチェックを入れるとパソコン上にメールをダウンロードしようとするため動作が遅くなる場合があります。メールの検索を頻繁にされる場合は、この設定にチェックを入れておくことをお勧めします。高速にメールの検索をすることができます。一方、それほどメールの検索機能を使わない場合は、この設定のチェックは外しておくならメールのダウンロードによって動作が遅くなることを避けることができます。
設定方法は以下の通りです。まず、メールアカウントを右クリックして「設定」を選択し、「アカウント設定」画面を表示します。
次に「アカウント設定」画面で「同期とディスク領域」を選択し、「このコンピューターのこのアカウントのすべてのフォルダーを保存する」のチェックを外し「OK」ボタンを押します。
今回は、Thnderbirdの処理が重くなってきたときに見直せる設定をご紹介しました。