ここでは、ホームページ作成のスキルを独学で身につける方法をシリーズでご紹介します。今回は2回に分けてプログラミングに必要なツールの準備について解説しています。これは後半です。
プログラミングに必要なツールの準備(後半)
ホームページの作成を行なう際には大きく分けて、4つのツールが必要になります。ここでは残りの2つをご紹介します。
3.サーバ(サーバー)
サーバとは、ものすごくおおざっぱに言うと、データを保管しておき、必要な時に情報を取り出すことのできるパソコンのことです。
今後ホームページ(ウェブページ)を作成していくことになるわけですが、その情報を自分のパソコンに入れておくだけでは、他の人は誰も見ることができません。
そこで、作成したホームページの情報をこのサーバと呼ばれるパソコンに入れておき、インターネットを通して世界中の人がそれを見ることができるようにするのです。
このサーバにはいくつもの種類があり、無料のものも有料のものもあります。みんなとシェアしながら使うものや、月々数百円から数千円を支払い専用サーバをレンタルする方法などなどあります。
もっとも、お気づきのように、これは実際にホームページがある程度形になった後に必要になるものですので、現時点では無くても大丈夫です。またサーバの設定などは最初難しく感じることもあるかもしれませんので、まずは自分のパソコン(ローカル環境)でホープページを作成し、表示できるようにしましょう。
この「サーバ」に関しては、必要になった時にもう少し詳しく解説したいと思います。
4.FTPソフト
FTPソフトとは、上述のサーバに自分のパソコンから情報(データ)を送るソフトのことです。(その逆にサーバーから自分のパソコンにデータを持ってくることもできます)
FTPソフトはいくつもあるのですが、これも基本無料ソフトで十分です。もっともスタンダードでシンプルなのはおそらく「FFFTP」というソフトです。複雑な機能は付いていないのでとても使いやすく、わたしも活用しています。
もちろん、「FFFTP」以外のソフトもデザインや付属する機能など若干差があるものもありますので、お好きなものを使っていただくことができます。ただ基本機能はどれも同じです。
「FFFTP」では、上記の画像の左側に自分の使用しているパソコン内のファイルが表示されます。右側がサーバ内に保管されているデータです。該当するファイルを選択して、転送ボタンをクリックするだけでデータの転送が行なわれます。
このFTPソフトを使用するときには、サーバのパスワードやアドレスを入力する必要がありますので、この設定方法については後ほど実際のデーター転送が必要になった時に詳しく解説したいと思います。今の段階では以下のファイルをパソコンにダウンロード+インストールしておいていただければ大丈夫です。
FFFTPのダウンロード https://ja.osdn.net/projects/ffftp/
FFFTPの使い方 https://techacademy.jp/magazine/1670
もしくは
それ以外のFTPソフト https://techacademy.jp/magazine/1190
まとめ
先回に引き続き、ホームページ作成のプログラミングには 3)サーバ 4)FTPソフトが必要です。基本的にはすべて無料で揃えることができます。 サーバとFTPソフトは後でも大丈夫ですので、ここまで出来たら、テキスト・エディタを用いたプログラミングに進みましょう。