【WordPress】プラグインBackWPUpを使ったバックアップ方法③-手動バックアップ

前回( 前回の記事 )、前々回( 前々回の記事 )と二回にわたって、プラグインBackWPUpを使った自動バックアップの設定をまとめました。今回は、同じくプラグインBackWPUpを使った手動バックアップの方法をまとめてみます。

 

 

BackWPUpの設定

まずは、下図の通り「新規ジョブ」の追加をクリックします。

 

「新規ジョブの追加」をクリックすると下図の画面に遷移します。

「一般」タブの設定

まずは「一般」タブの設定からです。

①の「このジョブの名前」には、後で分かりやすいような名称を入力します。わたしの場合は、「手動バックアップ」としました。

②の「ジョブタスク」は、「ファイルのバックアップ」を選択します。

「一般」タブのさらに下へスクロールすると・・・・

 

③アーカイブ名は、デフォルトのままにしておきます。

④アーカイブ形式は、サーバOSなどの環境によって左右されるようです。わたしが使っているサーバはLinux(CentOS)ですが、その環境で使用できるのは「Tar」と「Tar GZip」に限られるようです。「Tar」は複数のファイルやフォルダを一つにまとめる方式です。そして、「Tar GZip」は「Tar」で一つにまとめたものを圧縮する方式です。できるだけバックアップのファイルサイズを小さくしておきたいので「Tar GZip」を選択しました。

 

⑤の「バックアップファイルの保存方法」ですが、今回は同じサーバ内に保存しますので「フォルダーへバックアップ」を選択しました。わたしの場合、レンタルサーバを借りてウェブサイトを運用しています。レンタルサーバが100%安全というわけではありませんが、ローカルに保存するよりは信頼性がありそうです。Dropboxにバックアップというのもおもしろいなと思いました。必要に応じて別のジョブで登録できるかもしれません。

⑥の「ログの送信先メールアドレス」と「メールの送信元」はデフォルトのままで良いと思います。

⑦の「エラー」は、デフォルトのままチェックをつけておいたほうが良いでしょう。

 

 

「スケジュール」タブの設定

では、次に「スケジュール」タブの設定です。

⑧の「ジョブの開始方法」ですが、手動でバックアップを取るときは「手動」を選択します。

 

 

「DBバックアップ」タブの設定

続いて、「DBバックアップ」タブの設定です。

⑨の「バックアップするテーブル」にはすべてチェックを付けました。

⑩の「バックアップファイル名」デフォルトのままにしておきました。

⑪の「バックアップファイルの圧縮」は、GZipを選択しました。ファイルサイズを小さくしておきたいので圧縮したほうが良いと判断しました。

 

 

 

「ファイル」タブの設定

続いて、「ファイル」タブの設定です。

「ファイル」タブに関しては、デフォルトのままにしておきました。

 

 

「プラグイン」の設定

続いて、「プラグイン」タブの設定です。

⑫の「プラグイン一覧のファイル名」は、デフォルトのままです。

⑬の「ファイルの圧縮」は、GZipでも良かったのですが、プラグインのファイルサイズはそもそもかなり小さなものなので「なし」を選択しました。

 

 

「宛先:フォルダ」の設定

最後に「宛先:フォルダ」の設定です。

⑭「バックアップを格納するフォルダー」には、バックアップファイルの保存先フォルダを指定します。保存先フォルダには定期バックアップとは異なるフォルダを必ず指定する必要があります。そうしないなら、次の「ファイルを削除」の項目で「1」を指定しますので、定期バックアップで取ったバックアップファイルがすべて削除されてしまいます。

⑮「ファイルを削除」には、バックアップファイルの履歴を幾つ残すかを指定します。今回は、一度限りの手動バックアップなので、ここには1を指定しました。

 

 

 

バックアップの実行

設定が正しくなされているか実際にバックアップを実行して確認してみましょう。設定が完了したなら、最後に「変更を保存」します。すると下図のようなメッセージが表示されます。

ここで、「今すぐ実行」をクリックします。すぐにバックアップが始まります。

 

エラーなしでジョブ完了が表示されたなら問題ありません。これでバックアップ完了です。サーバ上にバックアップファイルを保存しておいて良いのですが、万一サーバにトラブルが発生したときのために、ローカルPCにバックアップファイルをダウンロードしておくといっそう強固なバックアップになります。では、バックアップファイルのダウンロードをしてみましょう。

 

まずは、「BackWPUp」>「バックアップ」を選択します。すると下図の画面に遷移します。

⑰には、①で指定したジョブ名を選択します。ここでは、「FOLDER:手動バックアップ」です。

⑱の「ダウンロード」をクリックして、ファイルの保存先を選択するとダウンロードが始まります。

 

 

プラグインBackWPUpを使ったバックアップに関する記事はここまでです。プラグインをインストール前などにはバックアップを取るのが安心ですね。しかし、そもそもプラグインBackWPUpをインストールする時点ですでに投稿記事が存在する場合は、どうやってバックアップをどれば良いのでしょうか。この連載の最後として、次回はプラグインを使わないバックアップの方法をまとめてみたいと思います。

 

 

シリーズ記事のリンク

プラグインBackWPUpを使ったバックアップ方法①-ファイルの定期バックアップ

プラグインBackWPUpを使ったバックアップ方法②-データベースの定期バックアップ

プラグインBackWPUpを使ったバックアップ方法③-手動バックアップ

 

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