グラフを挿入するほどではないけれど、視覚的に数値を表現したい時に便利な星評価(スターレーティング)。口コミやレビューなどでよく見る星評価を、エクセルにかんたんに表示する方法を解説しています。
「視覚的に見やすいグラフの作り方」のシリーズ記事は、以下の関連記事からもご覧いただけます。
今回は視覚的に見やすい”ピープルグラフ”の挿入方法や編集方法についてです。かんたんにグラフができるので、プレゼンや資料作成にも役立つスキルです。 別の便利なグラフ"ピボットグラフ"や連動する”ピボットテーブル”につ[…]
グラフを挿入するほどではないけれど、視覚的にデータを表現したい時があります。エクセルの条件付き書式にある「データバー」機能を使うととても便利です。 エクセルにはさまざまなバージョンがあり,それにより機能や操作,画面[…]
エクセルにはさまざまなバージョンがあり,それにより機能や操作,画面表示が異なることがあります。この記事の内容は,執筆時点での参考情報としてご紹介しており,変更されたり新機能が加わったりすることがあります。詳しい情報は,Microsoft公式サイトからご確認ください。
やりたいこと

上の画像のように、かんたんな表に星評価を付けてみたいと思います。
REPT関数を使う
REPT関数とは?
書式
第1引数:文字列、第2引数:繰り返しの回数で、どちらも必ず指定する必要があります。
注意:
- 整数以外の値を指定すると、自動で小数点以下が切り捨てられる
- REPT関数では小数点を含めた表示はできない
この注意点については後ほど解説します。
星評価を表示させる

画像のように、かんたんな「学期末評定」の表で説明していきます。
値のみ表示する

C4セルに数式を入力します。REPT関数を使い、第1引数の「文字列」は★を” “(ダブルコーテーション)で囲みます。カンマで区切り、第2引数の「繰り返し回数」は、B4セルを指定しています。数値の「9」が入っているので、★が9つ繰り返されるという意味になります。Enterキーを押してみましょう。

画像の通り、9つの★が並びました。オートフィルで全行に反映できます。

全体との割合を示す
学期末評定を10段階で評価するとしましょう。10という全体との割合で星を表示するにはどうしたらよいでしょうか。

先程の数式を&で繋ぎ、REPT関数を追加します。第1引数の文字列は、☆(中抜き)にします。第2引数の繰り返し回数、は全体10から評定の数字を引く数式にします。どうなるでしょうか。

先程の9個の★に追加して、10-9=1で一つの☆が表示されました。これで満点評価10に対しての割合を表示できました。
これもオートフィル機能で、表全体へ反映できます。
入力する値を制限する
前述の注意点でお伝えした通り、整数以外の数値を入れると自動で切り捨てられるため、REPT関数では小数点は使えないということでした。
どういうことでしょうか。

例えば、鈴木の評定「9」を「2」にしてみます。

数式通り、星評価も★★に変わります。

ここで、「5.5」を入れるとどうなるでしょうか。

自動で数値が切り捨てられるため、正確に表示できません。全体も9になっていることが分かります。
こうしたことを回避するために、入力規則を使います。
入力規則を使ってドロップダウンから選択する
方法はいろいろありますが、今回はドロップダウンから整数のみを選択するようにすることで、入力する値を制限します。方法はかんたんです。

「評定」の範囲を選択した状態で、「データ」タブ「データの入力規則」を選択してください。

「データの入力規則」ダイアログが開きます。「設定」タブ内の「入力値の種類」の中から「リスト」を選びます。

「ドロップダウンリストから選択する」にチェックが入っていること確認し、「元の値」の欄に1~10までの半角数字をカンマ区切りで入力しましょう。
これによって、リストにある数字しか選択できないようにできます。「OK」をクリックします。

「佐藤」の「評定」の部分で試してみましょう。ドロップダウンボックスを展開すると、先程リストに入れた1~10までの数字しか選べないようになっています。、現在の4→7に変更してみます。

選んだ数値に基づいて、星評価が変わります。こうしておけば誤入力を防げますね。
テーブル化してデザインを整える
まず、テーブル化してみましょう。

表のどこかのセルをアクティブにした状態で、ショートカットキー Ctrl+T を使うと便利です。「テーブルの作成」のダイアログが広くので範囲を確認して「OK」します。

かんたんにテーブル化できます。「テーブルデザイン」タブで好みのデザインを選びましょう。星評価の部分の色も変更すると見やすくなります。
並べ替えてランキング化する

データ範囲を選択した状態で、「データ」タブの「並び替え」をクリックして「並べ替え」ダイアログを表示させます。
「最優先されるキー」を「評定」に、「順序」を「大きい順」にしてみましょう。

こんなふうにランキングもできますね。
まとめ
いかがでしたか。今回は、星評価(スターレーティング)についてでした。REPT関数を使えばかんたんに表示できます。注意点はありますが、上手に使ってデザインを整えると視覚的に見やすい表ができますね。
では、次回もお楽しみに!
