編集していると空白の行がたくさんできることがあります。一気に削除するにはどうしたらいいでしょうか。逆に空白行を1行ずつ挿入したい時はどうでしょうか。どちらもかんたんにできます。面倒な作業から解放されるエクセル活用術です。
空白行を一気に削除する
上の画像のように、空白の行がたくさんできることがありますね。データが多くない場合、削除するのはそれほど面倒ではないかもしれません。
空白行をCtrlキーを押しながら選択して、右クリックで表示されるメニューから「削除」を選択するだけです。
しかし、これが100行、1000行となると大変ですよね。
一気に削除する手順
2ステップでかんたんです。
- 空白行を選択する
- 選択行を削除する
1.空白行を選択する
データのある行のどれか(画像ではA列)を選択します。その後、ショートカット Ctrl+G で「ジャンプ」ダイアログを開きます。左下にある「セル選択」をクリックしましょう。
「選択オプション」が展開するので、「空白のセル」をチェックして「OK」してください。これで空白行が選択されます。
2.選択行を削除する
A列にある空白のセルがすべて選択された状態で、「ホーム」タブ内の「削除」の横にあるvマークをクリックします。その後「シートの行を削除」をクリックしましょう。
ちなみに、ショートカットキーならAlt→H→D→R です。ホーム(H)→ 削除:Delete(D)→ 行:Row(R)と覚えると覚えやすいかもしれません。
これだけで、空白行を一気に削除できました。かんたんですね!
空白行を一気に挿入する
逆に空白行を1行ずつ挿入したい場合です。どうするといいでしょうか。
一気に挿入する手順
3ステップです。
- 作業列を作り連番をふる
- 連番をコピーして直下に貼り付ける
- 昇順で並び替える
1.作業列を作り連番をふる
上の表で解説します。
まず、左端に作業列を挿入します。その後、データ部分に連番をふりましょう。オートフィル機能を使うと便利ですね。
2.連番をコピーして直下に貼りつける
作成した連番をコピーして、直下(画像ではA12セル)から貼り付けます。
3.昇順で並び替える
貼り付けた連番部分を含めて選択した状態で、「データ」タブ内の「並び替え」をクリックします。「並べ替え」ダイアログで、「優先されるキー」を「列A」(つまり連番の列)に、「順序」を「小さい順」(つまり昇順)に設定してください。「OK」をクリックしましょう。
上の画像のように並び替えられます。結果として、各行の下に空白行が挿入されることになります。あとは、作業列を削除して体裁を整えるだけです。
かんたんな手順で空白行を挿入できました!
まとめ
いかがでしたか。今回は、空白の行を一気に削除したり挿入したりする方法でした。同じ作業はできるだけ一括して時短したいですね。
では、次回もお楽しみに!