【EXCEL】空白の行を一気に削除したり挿入したりする方法

編集していると空白の行がたくさんできることがあります。一気に削除するにはどうしたらいいでしょうか。逆に空白行を1行ずつ挿入したい時はどうでしょうか。どちらもかんたんにできます。面倒な作業から解放されるエクセル活用術です。

エクセルにはさまざまなバージョンがあり,それにより機能や操作,画面表示が異なることがあります。この記事の内容は,執筆時点での参考情報としてご紹介しており,変更されたり新機能が加わったりすることがあります。詳しい情報は,Microsoft公式サイトからご確認ください。

空白行を一気に削除する

上の画像のように、空白の行がたくさんできることがありますね。データが多くない場合、削除するのはそれほど面倒ではないかもしれません。

 

空白行をCtrlキーを押しながら選択して、右クリックで表示されるメニューから「削除」を選択するだけです。

しかし、これが100行、1000行となると大変ですよね。

 

一気に削除する手順

2ステップでかんたんです。

  1. 空白行を選択する
  2. 選択行を削除する

 

1.空白行を選択する

データのある行のどれか(画像ではA列)を選択します。その後、ショートカット Ctrl+G で「ジャンプ」ダイアログを開きます。左下にある「セル選択」をクリックしましょう。

 

「選択オプション」が展開するので、「空白のセル」をチェックして「OK」してください。これで空白行が選択されます。

 

2.選択行を削除する

A列にある空白のセルがすべて選択された状態で、「ホーム」タブ内の「削除」の横にあるvマークをクリックします。その後「シートの行を削除」をクリックしましょう。

ちなみに、ショートカットキーならAlt→H→D→R です。ホーム(H)→ 削除:Delete(D)→ 行:Row(R)と覚えると覚えやすいかもしれません。

 

これだけで、空白行を一気に削除できました。かんたんですね!

 

 

空白行を一気に挿入する

逆に空白行を1行ずつ挿入したい場合です。どうするといいでしょうか。

一気に挿入する手順

3ステップです。

  1. 作業列を作り連番をふる
  2. 連番をコピーして直下に貼り付ける
  3. 昇順で並び替える

 

1.作業列を作り連番をふる

上の表で解説します。

 

まず、左端に作業列を挿入します。その後、データ部分に連番をふりましょう。オートフィル機能を使うと便利ですね。

 

2.連番をコピーして直下に貼りつける

作成した連番をコピーして、直下(画像ではA12セル)から貼り付けます。

 

3.昇順で並び替える

貼り付けた連番部分を含めて選択した状態で、「データ」タブ内の「並び替え」をクリックします。「並べ替え」ダイアログで、「優先されるキー」を「列A」(つまり連番の列)に、「順序」を「小さい順」(つまり昇順)に設定してください。「OK」をクリックしましょう。

 

上の画像のように並び替えられます。結果として、各行の下に空白行が挿入されることになります。あとは、作業列を削除して体裁を整えるだけです。

 

かんたんな手順で空白行を挿入できました!

 

 

まとめ

いかがでしたか。今回は、空白の行を一気に削除したり挿入したりする方法でした。同じ作業はできるだけ一括して時短したいですね。

では、次回もお楽しみに!