Microsoft Azureの仮想マシンにBitnami Redmineをインストールする場合、初期設定のままだとRedmineにアクセスするためのURLは「http://[仮想マシンのパブリックIPアドレス]/redmine/」になります。
しかし、Let’s EncryptでSSL接続する場合は、IPアドレスではなく、ドメインでのアクセスを可能にしておく必要があります。
今回は、自社のドメインなどお好みのドメインのサブドメインをMicrosoft Azureの仮想マシンに割当てる方法をご紹介します。
Microsoft Azureの仮想マシンにBitnami Redmineをインストールする方法については下記の記事でまとめています。
前提条件
- Microsoft Azureの仮想マシンにBitnami Redmineがインストールされていること
- mixhostの契約をしていて、使用したいドメインのDNSレコードを編集可能であること
mixhost以外のレンタルサーバでもDNSレコードの編集は可能と思いますが、今回はmixhostを例にご説明いたします。
以下の点は必須条件ではありませんが、バージョン情報などを記しておきます。
- OS:CentOS 7.7
- Bitnami Redmine:Bitnami Redmine 4.1.1-7
Microsoft Azureポータルでの設定
まずは、Microsoft Azureポータルにログインします。[ホーム]-[Virtual Machines]からRedmineがインストールされている仮想マシンを選択します。
DNS名の「構成」をクリックします。
DNS名ラベルを入力します。お好みの名称で大丈夫です。入力後、「保存」ボタンをクリックします。
再度、[ホーム]-[Virtual Machines]からRedmineがインストールされている仮想マシンを選択します。今度はDNS名が表示されています。DNS名はあとで必要になりますので、メモしておきましょう。
ブラウザで「http://[DNS名]/redmine/」にアクセスできるかを確認します。アクセスできたらAzure側の設定は完了です。
mixhostの管理画面cPanelでの設定
mixhostの管理画面cPanelにログインします。[ドメイン]-[Zone Editor]を選択します。
次に、対象のドメインの「+CNAME RECORD」ボタンをクリックします。
下図の画面が表示されたら、名前とCNAMEを入力します。
- 名前:Azureの仮想マシンに割当てたいサブドメイン名を入力します。「△△△.ドメイン名.」という表記になります。「△△△」の部分は任意の名前にすることができます。ドメイン名の最後に「.」つけます。
- CNAME:AzureポータルでメモしたDNS名を入力します。
最後に「CNAMEレコードの追加」ボタンをクリックして完了です。
動作確認
ブラウザで「http://△△△.ドメイン名/redmine/」にアクセスしてみましょう。Redmineの画面が表示されたらOKです。では、今回はここまでです。