Window7 のサポート期限がいよいよ迫ってきました。Windows10への切り替え作業をしておられる方もいらっしゃることと思います。Windows7 ではメールソフトとして Windows Live メールを使っておられるかもしれません。ところが、Windows Live メールは、Windows10では動きません。というわけで別のメールソフトに切り替える必要があります。一つの選択肢は、Outlookになります。今回は、パソコンは買い替えずにWindows7 から Windows10 にアップグレードする場合、Window Live メールから Outlook にどのように移行することができるかご紹介します。
目次
前提条件
- 今使っているパソコンを Windows7 から Windows10 へアップグレードする。
- Window Live メール から Microsoft Outlook 2013 に移行する。
- Windows10 にアップグレードする前に行う(Windows7 の状態で移行する)
- メールはIMAPではなくPOP3で受信している。
メールデータの移行直後に Windows Live メールで新しいメールを受信してしまうとそのメールが移行できないという問題が生じます。そのような問題を確実に回避するには、LANケーブルを抜くかWifiを切った状態で移行すると良いかもしれません。
移行できるものと移行できないもの
移行できるもの
- アドレス帳
- メールのデータ(メールそのもの)
移行できないもの
- メールアカウント
これについては移行が難しいので手動で設定しなおす必要があります。 - 署名などの細かな設定
アドレス帳の移行
まずは、アドレス帳の移行からです。以下のサイトがとても分かりやすく解説されています。
Windows Liveメール(2012)のアドレス帳をOutlook 2013に移行する方法
姓名が逆転する問題の回避方法
アドレス帳の移行時にしばしば問題になるのは、姓と名が逆転されて移行されるという問題です。この問題を回避する方法については、以下のサイトで解説されています。
Windows Live メールのアドレス帳を Outlook に移行する際に「姓」「名」が逆になる場合の対処方法
アドレス帳の移行は、比較的簡単に行うことができますが、姓と名が逆転する問題はしばしば生じますので移行後によく確認しておきましょう。
メールデータそのものの移行
次にメールデータそのものの移行方法についてです。これも以下のサイトがとても分かりやすく解説されています。
Windows Liveメール(2012)のメールデータをOutlook 2013に移行する方法
移行中に不正終了してしまう問題の回避方法
業務で使用しているメールであれば、かなりの件数を移行することになるかもしれません。数百件あるいは1000件を超えることもあるでしょう。大量のメールを移行する場合、しばしば処理が途中で止まってしまい移行できないことがあります。その場合、以下のサイトを参考にするとおおむね問題を解消できます。
Windows Live MailからOutlook 2013へのエクスポート中にLive Mailが不正終了してしまう
1000件を超えるようなメールの移行中に、最後の最後で不正終了するとショックも大きいです。エラーが起きるかどうかに関わらず、移行前に上記サイトの対策をしておくとスムーズに作業を進めることができるかもしれません。フォルダをコピーするだけの簡単なものなのでお勧めです。
メールアカウントの設定
移行が終わったら、最後にMicrosoft Outlook2013 のメールアカウントを設定します。以下のサイトで丁寧に解説されています。
ビジネス用途のメールであれば、おそらく署名を設定しておられることと思います。署名も移行はされませんので忘れずに設定しておきましょう。
では、今回はここまでです。